大会長挨拶

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一般社団法人 日本顎顔面補綴学会 第40回総会・学術大会
大会長 武部 純
愛知学院大学歯学部 有床義歯学講座 教授

この度,米原啓之前理事長,松山美和理事長をはじめ理事の先生方,そして本学会の諸先生方のご高配を賜り,一般社団法人日本顎顔面補綴学会第40回総会・学術大会を愛知学院大学にて担当させていただくことになりました.私ども愛知学院大学にとりましては,田中貴信先生(歯学部有床義歯学講座・教授:当時)が大会長を務められた第29回学術大会(2012年6月)以来,10年ぶりの学術大会担当となります.このような貴重な機会を与えていただきましたことに深く感謝の意を表すとともに,大会長として謹んでご挨拶を申し上げます.

会期は,第40回大会では,2023年6月1日(木)から3日(土)までの3日間,会場は愛知学院大学楠元キャンパス(愛知学院大学 110周年記念講堂)にて開催いたします。

今回の大会テーマは,「社会に寄り添う顎顔面補綴」といたしました.今なお新型コロナウイルス感染症の影響が続いておりますが,現在,ワクチン接種が急速に進み,社会はウィズコロナ&アフターコロナに向ける動きが進んでいます.このような社会へ寄り添うように,顎顔面補綴臨床においては,患者様中心の医療を基本姿勢として様々な疾患に対する治療が行われております.そこで,第40回大会では,会員の先生方のディスカッション,交流を主体とした対面での学術集会とすべく,研究発表と活発なディスカッションができる場を大切にしたいと考えて,一般口演を従来の15分とさせていただきました.

基調講演として,本学会で理事・ガイドライン委員長を務められ顎顔面補綴臨床の方向性や研究の展開をお示しいただいております新潟大学 小野高裕先生をお迎えし,「顎顔面補綴と咀嚼・嚥下機能研究」についてご教授いただきます.特別講演では,私どもの講座でたいへんご指導をいただいております愛知県がんセンター 花井信広先生をお迎えし,「頭頸部がん治療」における最新の臨床についてご教授いただきます.学術企画では,本学会の学術委員長である小山重人先生をはじめとする学術委員会の先生方の多大なるご尽力により,第27回教育研修会では「顎顔面補綴治療の機能評価」について,そして本学会初の第1回ハンズオンセミナ―「PAP 治療ワークショップ」が用意されています.いずれの企画も,本学会としてはたいへん重要なテーマであり,会員の先生方の日常臨床に益するところと期待しております.

本学会では,新型コロナ感染症拡大の影響によりweb,ハイブリッド開催でしたが,本大会では,新型コロナ感染症拡大前とまではいかないかもしれませんが,久々の現地参加型での開催を目指しております.会員相互で様々な情報を共有し合い,そしてそれをさらに社会へ発信し,「社会へ寄り添える顎顔面補綴」となりますこと,実り多い有意義なものになりますよう切に願っております.

会員の皆様が安心・安全にご参加いただけるよう,担当校一同,鋭意準備を進めてまいりますので,皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております.

大会事務局

愛知学院大学歯学部有床義歯学講座
〒464-8651 愛知県名古屋市千種区末盛通2-11
準備委員長:尾澤昌悟
実行委員長:吉岡 文
TEL&Fax:052-759-2152
Email: jamp40[at]dpc.agu.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください

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